Violin"Mirecourt late 19th cent."
Violin
製作時期 : 1800年代後期(フランス)
鑑定書:J.J.Rampal
¥1,200,000+税
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1800年代後期にフランス、ミルクールにて製作されたバイオリンを、工房にてフルレストアいたしました。
この時代に製作された楽器は、寸法や製作精度が現代のものとそぐわない個体が多く、快適に使用するためには様々な修理、調整が必要になります。
今回は、ネックの入れ直し、削り直し、指板をはじめ各パーツの交換、箱内部の補強など、徹底的なメンテナンスを施しました。
もともと、100年以上経過した材料なので、古い楽器特有の音質と外観を活かしつつ、高い耐久性を備えた楽器に仕上がっています。
フランスの鑑定家、J.J.ランパル氏の鑑定書が付属します。
古いバイオリン特有の「枯れた音」を生かしつつ、徹底したメンテナンスとセットアップで低音から高音までのバランスの良い鳴りと、高いレスポンスを作っています。また、指板を新しいものと交換する際、もともと太かったネックを削り直し、操作性の良さを追求しました。オールドバイオリンに現代の技術を掛け合わせ、扱いやすいオールドに仕上げています。
フランス弦楽器製作家協会の副会長を務め、パリ高等裁判所認定鑑定家でもある、弦楽器鑑定の権威、Jean-Jacques Rampal氏の鑑定書が付属します。
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