バイオリン"アトリエディール"

Les ateliers de la Dyle（ベルギー）

モデル：Guarnei del Gesù

価格：¥600,000+税

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パスカル・ギリスはベルギーの首都ブリュッセルに生まれ、音楽一家に育ちました。冷戦下での軍役を終えた後、イタリアのクレモナ国際バイオリン製作学校で弦楽器製作を学び、その後フランスにおける弦楽器製作の中心地であるミルクールの工房で修業しました。現在はブリュッセル市内に弦楽器の修復と販売を行うショップ“Meteny”を持ち、オールドバイオリンの修復や調整をする傍ら、ブリュッセル郊外の製作工房において、自身の作品や工房製の新作楽器を製作しています。

ヨーロッパで主流となっている名器のレプリカの製作を得意とし、幅広い価格帯で製作、フランス、ドイツ、スイス、アメリカなどで高い評価を得ています。

1996年アメリカ弦楽器製作者協会（VSA）主催のコンクールにおいてヴィオラ部門で最優秀音響賞を受賞。フランス弦楽器製作者協会会員。フィリップ・ギリスは、パスカルの実弟で幼少よりチェロ演奏を学びました。アンティーク家具修復業の経験を積んだ後、パスカルの工房に加わり、その知識と経験を活かし、全ての楽器のニス塗り、アンティーキングを担当しています。熟練の技術と様々な道具を駆使し、品位ある美しい仕上げを実現しています。

‟la dyle”ラ・ディールとは、パスカル・ギリスがブリュッセル郊外に持つ工房の近くを流れる川の名前です。このモデルはストラディバリウス・ガルネリ・アマティといった銘器をもとに、ギリス独自のスタイルで製作され、フィリップの卓越したニスのテクニックにより、アンティークの風格ある雰囲気を醸し出しています。