指板調整

バイオリンの指板調整。

指板は消耗品です。

長く使っていると弦に沿って凹んでしまったり、木材自体が経年変化により歪むこともあります。

その状態のまま使っていると雑音の原因や、演奏感にも影響が出るので、表面の凸凹をカンナで削って修正、あるいは指板を交換します。

今回は削って修正する余地がたっぷりとあるので削りましょう。

削る時は上ナットを外します。今回は上ナットの摩耗も進んでいたので交換します。

こんな感じに仕上がります。

上ナットの高さ、溝の深さは演奏感だけではなく音質にも大きな影響を与えます。

特に溝は弦との摩擦で徐々に深くなっていくので定期的にメンテナンスが必要です。溝の形が悪いと弦の寿命も短くなってしまいます。小さなパーツですがとても大切な部分です。

溝の深さは弦が1/3埋まるくらいが理想です。弦に負担をかけないようなカーブを作ります。

弦の高さは奏者により様々に調整しますが、一般的にはG線からE線にかけて徐々に低くなっていきます。


大樹バイオリン工房 Liuteria Oki

バイオリンの聖地イタリアクレモナで修業を積んだ職人が営む 東京都 多摩市 聖蹟桜ヶ丘のバイオリン専門店。 バイオリン・ヴィオラ・チェロの製作・販売・修理・毛替え・調整など 弦楽器に関する様々なご要望にお応えいたします。