ボタン折れ修理
裏板、ボタン(伊:Nocetta)折れの修理。
今回は破片が一部無くなっていたので、足りない部分は似た木目を持つ木材を埋め込んで補います。
ニスをリタッチして、表面からの見た目を修復。
ボタン部分は強度が求められるので、内側からダブリング(伊:Doppiatura)という技法を使って補強します。
裏板の内側の一部を削り取り、平面を出します。
削る形、深さは、割れ方によってその都度変えます。
削り取った部分に新しいメープル材を隙間なく埋め込み、形を整えます。
小さなパーツですが、この部分の作りが甘いと、ネックの強度にも大きく影響するので、丁寧に仕上げます。
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